他人に色に染まり生きるアンパンマン

 

アンパンマン

 

これは高校生とき丸顔だったあたしに対して、嫌味ともとれる最悪のあだ名である。

 

しかし、仮面のような笑みを浮かべて自分の顔を分け与えていく様は、あたしがとりあえずの笑みを浮かべて優しさ(自己満)を分け与えていくのとよく似ている気がするので、今はもうアンパンマンというあだ名に愛着がある。

 

あたしはとりあえず、他人の目を気にする自己がないマイナス思考などこにでもいるやつだったのだ。いや、今もそれはそのままだが年齢を重ねるにつれ、他人に染まりちょっぴり変なやつになりつつある。

 

元がゴミクズなので、イカレ野郎(憧れを込めて)にはなれないしクレイジー野郎(尊敬を込めて)にもなれないけど、他人に影響を受けやすいので周りの環境によって人が変わるのだ。

 

周りの影響を受けやすいというのは、悪く言えば自己がないし良くいえば適応力があると思う。しかし、影響受けやすいならいっそ抵抗せずに、他人カラーに染まってやろうぜ!という考えに至り、他人カラーをちょこちょこちょこちょこ収集しているのがあたしである。絶賛収集中である。

 

ゴミクズからゴミクズたちへ。

マイナス思考なりに前向きに、生きようぜ。

世の中はいつも理不尽である。